本日は夢仕事

 立ちつくしたまま最後に残っていたショーツも脱がされ、もはやわたしの身体を隠すものは何もありません。制服のスカートもブラウスも足元に落ちています。考えてみるとおじさんの前で裸になったのははじめてでした。わたしは顔を俯かせたまま左手で右腕の肘を持った姿勢で、あえて身体を隠そうとしませんでした。大きく膨らんだ胸も、大事な部分もです。脚を少しだけ開いて、明るい部屋の中、ことさら大事な場所がおじさんの目に入るようにしました。まだ誰も受け入れていない、おじさんがずっと狙っていたであろう大切な部分をです。そして無防備に、「わたしの処女を差し上げます。どうかご自由にわたしの身体を使って楽しんでください。わたしの処女を好きなだけおじさんのペニスで犯してください」とでも言うように差し出しました。投げやりな気持ちです。生まれたままの姿を、肌を晒したのもおじさんがはじめての男性でした。
 おじさんはしばらくの間、少し離れた場所から観賞していました。まるでわたしが、はじめちゃんの幼馴染である七瀬美雪が清らかな少女でいられる最後の姿を目に焼き付けるよう、じっくりとです。背後に回りこみ後姿も眺めていました。おじさんの視線がわたしの肩から背中へ、背中からお尻にかけて降りるのを感じました。見られるという行為で肌がゾクゾクと震えたのです。そして再び正面へ移動したおじさんは、わたしを立たせたまま身体中にキスをしてくれました。
 脚の指先から足の甲へ、踵から脛へ、膝から太腿へ、お臍の周囲から人には言えない程発育した乳房へ、鎖骨の周囲から首筋、そして耳の中へ。最後にわたしのアソコにキスをしました。時間を掛けてです。動けないように両手でわたしの太腿を掴んで押さえ、毛を掻き分けて丹念にキスをしてくれました。顔をわたしの股間に押し付け、犬みたいにベロを伸ばしてわたしのアソコで動かすのです。閉じ合わさった場所を指を使って左右に押し広げられ、最恥な粘膜を満遍なく舐め洗われました。剥いたクリトリスもヤスリめいたベロによって優しく転がすのです。
 わたしはなすがままでした。ただ涙を流しておじさんに全てを委ねていました。心には悲しみしかありません。でもそうして、立ったまま大事なところを舌で刺激されているうちに、徐々にですが身体に火照りが生まれはじめてきたのです。思考の隅のほうにも薄いピンク色の靄がかかりはじめていました。
 おじさんはわたしの背後にまわり、背中の隅々にキスをしてくれました。腰まで伸びた髪の上にもです。もう身体中どこにも、おじさんにキスをされていない場所はありません。おじさんはわたしの肌という肌に、わたしがこれまで生きてきた一七年という歳月を数えるようにくまなくキスをして舌で優しく舐めてくれました。「真っ直ぐに伸びた黒髪が美しい。張りがあるから全裸の後姿がとても綺麗だ。服を着ている時とは別人みたいに大人びて見えるね」と言ってくれました。「特に腰の括れから続くお尻のカーブが成熟した人妻みたいにグラマーだ。とても普通の女子高生とは思えない。肌も白くて本当に綺麗だよ。美雪ちゃんクラスの美少女はそうそうお目にかかれない」と褒めてくれました。わたしみたいにむっちりとしたお尻の、まだ男に抱かれていない女の子を時間をかけて犯すのが好きなんだ、と喜んでいました。わたしは、おじさんみたいに素敵な男性が初めての人でうれしいわ、と嘘をつきました。おじさんはその場にしゃがみ、両手でわたしのお尻を左右に押し開いてお尻の穴も穿るように舐めはじめました。わたしはひどく驚いたけど、すぐに身体の力を抜きました。
 それはすごく危険な感覚でした。燃えさかる官能の炎がメラメラとお尻の内側を燃やし尽くすのです。堪らずわたしは下唇を噛み締めました。とても熱くて、人として踏み入ってはいけない領域に足を踏み入れてしまったのを確かに感じていました。太くていやらしい軟体動物がお尻の中に侵入してきたようと言ってもいいかもしれません。わたしは持久走を走り終えたすぐ後のように、胸をひどく喘がせ全身から生汗を噴いていました。自然と緊張する両手を胸の上で重ね、窓の外に視線を向けたのを覚えています。外には知らない風景があって、もう何もかもがどうでもよかった……。極端な事を言ってしまえば、男の人ならおじさんでなくてもよかった。誰でもいいから側に居て欲しかった。例えそれと引き換えに大切な物を失うとしても、今日だけは一人で居たくなかった。おじさんがする行為は全部受け入れようと決めていました。わたしという女の子を玩具みたいに汚してもらい、大好きなはじめちゃんへの気持ちを断ち切ってしまおうと決意していたのです。
 太腿をさすっていたおじさんの右手がゆっくりと動いて、中指でわたしのアソコを淫らにいたぶりはじめました。指マンという行為です。その間もおじさんのベロは後ろの穴を念入りに深く穿っていて、わたしはもう立っているのが不思議なぐらい打ち震えていました。意志とは別に淫らに変貌していく下半身を、おじさんの両手によって支えてもらわなかったらその場に倒れていたと思います。
 全裸のわたしはお尻の穴と大切なアソコを巧みな舌使いと指使いで優しく深く悪戯され続けていたのです。特にしつこく穿られ続けていたお尻はドロドロでした。下腹部がどうしようもなく波うって、自由の利いた腰から上は汗まみれになって髪を振り乱し、半狂乱気味にのたうっていたと思います。アソコはしどけなく濡れていました。今までにないくらいにです。おじさんの指が二本に増えてもアソコは、気持ち良さそうに根元まで咥えこんでいたのです。淫らで貪欲な、まるで別の生き物のようでした。
 おじさんは指を使って、わたしのアソコでグチュグチュと激しく上下に動かしました。時々指を開いて輪ゴムみたいに広げていました。たぶんセックスをするために狭いわたしのアソコを拡張して下準備をしていたのだと思います。おじさんは、「せっかくのロストバージンなんだ。しっかり準備をして一生忘れられないセックスにしてあげないとね。それにしてもはじめくんも勿体無い事をしたもんだ。美雪ちゃんみたいな美少女の、こんなに脂がのって食べ頃に育った処女をほっぽり投げて他の女の子と会いに行くんだからね。まあ、そのお陰で、こうして私がその処女を美味しく食べれるわけだ」と言っていました。わたしの意識は半分ぐらい飛んでいます。濡れた音が響き渡り、いつしかおじさんの手はわたしの流した液で光り、左右の脚まで垂れていました。それは制服を脱ぎ捨てた床にまで飛び散り、力ずくでもいいから早くわたしを犯して欲しい、この空虚な想いをおじさんで埋め尽くしはじめちゃんへの気持ちを断ち切って欲しいと思いました。前と後ろを同時に抉られ責められ、わたしの中で何かが目覚めてしまったのかもしれません。きっと半年という長い時間をかけて口説き落とされ、無垢だった性感を開発された上にたっぷりと調教され、押し殺していたモノ、我慢していた何かが一気に噴き出したんだと思います。


 腰から下がガクガクとのたうちはじめると、しゃがんでいたおじさんはわたしのお尻の穴からベロを抜いて立ち上がりました。怯えるわたしの肩に腕を回してベットへと連れていってくれました。そうやってベットへ優しく導きながら、おじさんはわたしの耳に、「震えてるのかい。怖がらなくてもいいからね。女の子はみんないつかは経験するんだから。美雪ちゃんみたいな上質な女の子がいままでそういう経験がなかったのが不思議なくらいだ。バージンを捨てて、美雪ちゃんを選ばなかったはじめくんを悔しがらせてやろう」と囁きました。歩くたびに揺れるわたしの胸を掴んで待ちきれないふうに揉んでいました。
 静かに白いシーツの上に仰向けに寝かされ、おじさんは服を脱いでわたしの上に……。前の晩に想像していたのとまったく同じように、わたしの両脚はおじさんの手によって大きく左右に開かされました。無防備なアソコはお尻の穴の先までだらしなく液を噴いて、もう完全に男の人の生殖器を受け入れる準備が出来ていたのです。とてもまだ経験がないとは思えないぐらいに。
 わたしは恥ずかしさのあまり顔を両手で覆い隠しました。広いベットの上で両脚をこれ以上開くことの出来ない所まで開かされ、顔だけを覆い隠しました。おじさんの言う通り生まれつき淫乱なのかもしれません。おじさんはゆっくりとわたしのアソコにペニスを押し当て、わたしはビクンと震えました。指の合間から見えたおじさんのモノは黒く反り返り、先端から涎を垂らしていました。「いいね、美雪ちゃん。もう後戻りは出来ないよ。美雪ちゃんが大切にしてきた処女はおじさんが貰うよ」と言いました。それに対しわたしは、顔を両手で覆ったままコクンとうなずきました。弱いため息を吐いて、「もういいの、もう疲れたの……早く、はじめちゃんを忘れたいの……おじさんの好きにしてください……美雪を、美雪の身体をめちゃくちゃにしてっ!!」と……。
 おじさんは左右に開いていたわたしの両脚を肩に抱え、両手をわたしの身体の左右に着きました。わたしの踵は天井の方へ、わたしの身体がおじさんの下で二つ折りにされたような態勢です。すぐに濡れた肉襞が押し分けられる音がして、閉じていたわたしの門が半分以上開かされてしまいました。腕立て伏せをするようにおじさんのモノがわたしの中に浅く入ってきたのです。暖かい息がすぐ近くにありました。「そうかいそうかい、可哀相に。よっぽど辛い事があったんだね。すぐに忘れさせてあげるよ。今日は一日中エッチをして嫌なことは全部忘れてしまおう」とおじさんはキスをしてくれました。腰に力を加え、さらにわたしの中に入ってきました。もうわたしのアソコはおじさんのペニスと軽く交わっています。圧迫されたアソコからは止め処もなく愛液が押し出され、後はおじさんがほんの少し腰を振り下ろせば全てが終わってしまう。
 わたしは肩を震わせ、「はじめちゃん! はじめちゃん! わたし、男の人に抱かれるよっ、おじさんに抱かれるよっ、ホテルで処女を散らされちゃうんだよっ……はじめちゃんの事を忘れるためにおじさんに抱かれて、中におじさんのザーメンをたっぷり吐き出されるんだよっっっ!!」と確かに言いました。おじさんに教えられていた台詞です。言い終えるのを待っていたようにおじさんは腰を押し下げ、おじさんのモノはゆっくりとわたしの中に……。あっけなく、本当にあっけなく、あれほど頑なに守り続けていたのが嘘のようにわたしの純潔は散らされていたのです。


 ショックでした。それとやっぱり痛かったです。おじさんの肩に抱えられた脚先は引き攣ったみたいにピクピクとし、押し殺した声で痛みを訴えていました。組み敷いたおじさんの両腕に爪を立てていました。一瞬ですが呼吸が止まっていたと思います。身体が裂けたみたいに痛くて、おじさんの腰によって押さえつけられたお尻はベットに深く沈んでいました。言葉には言い表せない喪失感がありました。
 しばらくして落ち着いてから首を起こすと、わたしのアソコにはおじさんのペニスが根元まで埋まっていました。おじさんの腰とわたしのお尻裏は凹凸がかみ合ったジグソーパズルみたいに完全に密着していたのです。結合部分からは血が流れていました。わたしは首を枕に倒して、またシクシクと泣きはじめました。自然と涙が溢れてきたのです。ホテルではじめちゃん以外の男の人に、お父さんと同い年の男の人に守っていた処女を散らされ、心の奥底では後悔していたのかもしれません。いえ、後悔していました。わたしはやはりはじめちゃんが好きだったのです。