「明日の午前0時・・・全てが始まり、また全ては終わる」 東京、秋葉原。掌合わせ、寒さ凌ぐ一月の某日。地べたはアスファルトに雪、空は暮れ懸けの夕日がひどく淡い。人通りが乱雑に入り組んでは解されまたすぐに密着し合う。相変わらずの混み様。その中で…
どうやら僕はこの世界でひとりぼっちになってしまったようだ 僕はドアを開けた。ドアの開く音が耳でやけに響いた。 僕はドアを閉めた。ドアの閉じた音が心でやけに木霊した。 僕が歩く。すぐ後で廊下の軋む音が僕を追いかけた。 僕が立ち止まった。音は僕の…
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