ものもらいものがたり(ラブストーリーではございません)

早朝
・・・右目に大きめのものもらいができてしまった。目を酷使しすぎたかなと思ったが、気にしないことにする。
2時限目
・・・時計の裏の鏡を使い、恐る恐るものもらいの様子を伺う。案の定、ものもらいは黄色い膿袋を成していた。
昼食
・・・鏡を覗き込むとはっきりとした形にものもらいが成長していた。非常に冷や汗。
4時限目
・・・瞳がゴロゴロする。いよいよ、膿袋の薄皮も限界にきている模様。
図書館にて
・・・少しだけ、痛みが和らいだ。鏡を覗くと、膿袋が割れ、
見事なイエロー粘着質異臭物
が目尻に停滞していた。慌ててティッシュで、膿を拭い去る。止めど無い膿の流れに、苦戦しながらも、私は膿を獲るという作業にある種の興奮を感じていた。
自宅に帰り
・・・目薬を2滴指した。あんな気持ち悪い思いをするのはもう懲り懲りである。ただ一言言わせてもらえば、膿獲りだけは小さく感動した。
あれはまた体験してもいいかも。以上。