本読みビーチ〜今回はほんの少しネタばれ含みます〜

【読了本】

『扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)』（石持浅海）
昨日の三作は何だったのか・・・（騙し？）・・・いえいえ、ちゃんと読書中ですよ。本当。ただ、今回はこの作品の話題性に惹かれて読んでみることにしたんです。では・・・
・・・これって倒叙ミステリーって言うんですよね。犯人の視点から描かれるミステリー。思えば、「古畑さん」好きだったな・・・あれ。今はまあ「DEATH NOTE」ですか。有名なのは。さて、閑話休題・・・内容に移りましょう。
まずは一言。「ああ〜面白かった。」伏見が“殺人”を一つ一つ確実に“事故”にしていくロジックに対し、優佳はそれを明確に解きほぐしていく。パズルのようで、読者を引き込んでいくな〜と感心してしまいました。また動機が微妙な感じとはいえ、その動機が直接的に事件に結びついていること（時間の経過が動機の達成に繋がる）＆意外性はなかなかのもんでした。優佳ちゃんも悪女な割に惹かれたし（悪女ってそういうもん？）
【ちょこっと】でも、やはり動機が気になります。あれで伏見が殺人を犯してしまうのは、どうなのかな・・・と。う〜ん、どうなんでしょう。よく分かりません。あと表紙がゴスペラーズに見えてくること。否、２人増しのサーカス？
【お星様】なかなかの一品、美味しゅうございました。★★★★