熊の場所(舞城王太郎)

 熊の場所
 舞城作品を今ごろになって初めて味わいました。「熊の場所」は3話の短編からなる小説で、人の話では少々癖のある文体で好き嫌いが分かれるということだったのですが、読んでみると私には結構合いました。私個人とすれば、「ピコーン」、「熊の場所」、「バット男」それぞれにいいとこがあったと思います。「ピコーン」は下品なんだども、読了後はすっきりしていい気持ちでした。「熊の場所」も「バット男」もなかなかナイスセンスでした(面倒だから感想省略) ということで舞城作品、一度味わってみるのも良いんじゃないかとお薦めします。(☆4.1/5.0)