内容について

今週の「ハンター×ハンター」について語りたいと思います。多分読んでない人でも楽しめる?と思いますので、どうぞ読んでみてください。次の行からネタばれ。
 念が使えないゴンの身を守るためにキメラアントと一人で戦おうとするキルア。キメラアントとの戦闘に入るが幼い頃からキルアの深層意識に叩き込まれたゾルディック家の呪縛がキルア自身を「戦わずして、逃げろ」と強く呼び止める。キルアは親友であるゴンを守りたいという強い思いとゾルディック家の呪縛との間で交錯し、戦闘でキメラアントに一方的に叩きのめされる。必死に呪縛から抜け出そうともがくキルアを見て、その表情、仕草に殺意を抱き興奮していくキメラアント。殺意の赴くままに飛び出したキメラアントに対し、心の中の葛藤が頂点となったキルアは、困惑している自分の頭に指を突き立てる。飛び出したキメラアントの攻撃が迫る中、キルアは動かない。キルアの全てを破壊する凶器が襲い掛かる。一閃。空を切る感触。振り抜いたキメラアントの右手にはあるはずのキルアの肉体の一部がどこにもなかった。顔を上げたキメラアントの目の前には涙を流して自分の掌を見つめているキルアの姿があった。掌には針が1本。兄のイルミがキルアの脳に洗脳のため埋没しておいた物だった。弐の太刀を浴びせようとするキメラアント。だが、体が動かない。キメラアントの本能が呪縛と洗脳から覚醒したキルアに怯える。恐怖を振り切り攻撃を仕掛けたキメラアント。次の瞬間、一閃。キルアの掌にはまだ生きたままのキメラアントの生首が乗っていた。キメラアントはキルアの手の中で自分の胴体を見、凍りつく。程なくキメラアントの頭はキルアの手の中で握り潰されていた。