Books konkon

本日の本のお勧めです。

ドミノ(恩田陸
ほんの些細なことがどんどん膨らんでいき、収拾のつかない事態に巻き込まれてしまう。このお話は男女27名と一匹が東京駅で巻き起こすドタバタ劇である。文章がすいすいとスピード感あふれる感じで一気に読むことができ終わり方も爽快感あふれるものだった。結構面白いです。(☆3.8/5.0)
娼年石田衣良
IWGP(池袋ウェストゲートパーク)シリーズで有名な石田衣良の文庫本としての最新作です。衣良さんの文章は洒落ていて、どことなく艶っぽい感じもします。この「娼年」は大学の生活をうつろに過ごしていた大学生がバイト先でスカウトされ「娼夫」として仕事を始める。そこで様々な女性と会うたびに徐々に女性そのものに魅せられていくという話です。なんか官能小説っぽいですが、きれいな文章のためそこまで性描写がどぎつい感じはしません。(☆3.7/5.0)