Books konkon

本当は今日、金曜日なのですが、本の紹介をしたいと思います。

幽霊人命救助隊(高野和明
今日は、高野和明最新作の約2週間前に発表されたばかりの『幽霊人命救助隊』を紹介しようと思います。まず、梗概について触れると、自殺した人達が、神様の命令により幽霊となって人間界へ降りて、自殺願望者を様々な方法で救い出すという話です。エンターテイメント性の高い作品で、面白く読めるのですが、後半につれて、ページ数が定められていたに違いないと思うのですが、ちょっと急ぎすぎな感じで終わり方もまあ、こんなものかなと思う所がありました。でも区切りをつけてしまわないと、読者がネタに飽きてしまうことを考えると、仕方が無いのかもしれません。(☆6,0)


今日はもうひとつ紹介します。

青い瞳とニュアージュ松岡圭祐
催眠、千里眼シリーズで有名な松岡圭祐の作品です。催眠、千里眼は映画化された作品なので、一度は耳にしたことがあると思います。この『青い瞳とニュアージュ』に出てくる主人公は、絶対某アイドルグループの一人を思い描いて書いたのだろうと思います。梗概についていえば、臨床心理士、つまりカウンセラーと、ある男が爆破テロ予告事件に巻き込まれるというものです。なぜか多読家の方々にはあまり評価されない松岡さん。しかし私は好きです。読んでみるとすっきりする作品が多いです。松岡シリーズは又、今度ご紹介したいと思います。(☆6,0)